Thursday, July 30, 2015

【COFFEE BLOG / Ethiopia vol.4】

さて、今回はエチオピアという国の現状及び諸問題(主にはデータのご紹介)について簡単に挙げてみたと思います。エチオピアに関する記事は、今回と次回の残り2回で終了となります。


まず、エチオピアの名目GDP2014年で548億ドルです。と言うことは、96.5百万人の国民で単純平均すると1人当たりGDPは568ドルということになります。実はこの水準、名目GDPはアフリカ諸国の中でも中位程度であるのですが、1人当たりGDPで見た場合、最貧国に含まれる水準になっています。
この経済規模の差があるなかで、少し興味深いデータがあります。
一方で、日本でエチオピア産の生豆を購入する場合、およそ1kgあたり1500~2000円前後の物が多いと思います。(希少性の高いものや、オークションで取引されたものなど、高品質なコーヒーについてはこの限りではありません。)
次に国際貧困ライン(1日1.25ドル以内で生活を強いられる人口)を基準に考えた時の貧困率は1995年45.5%、1999年44.2%、2004年38.9%、2010年29.6%と年々減少しています。World Bankのレポートによると、2017年度までの見込みでエチオピア経済は年率8%を超える成長が維持されるものと予想されていますので、貧困率についても、この減少傾向が続くのではないでしょうか。あとは、減少幅をどのように拡大していくかということかと思います。
平均寿命に関しては、年々上昇しており、2005年が56.6歳であったのに対して、2010年は61.5歳と約5歳上昇している。直近の2013年は63.6歳となり、平均寿命に関してはサブサハラ以南の平均を5歳以上上回っています。


ちなみに日本の場合、名目GDPは2014年で4.6兆ドルです。そして、国民一人当たりで単純平均すると1人当たり36,200ドルとなります。

エチオピア農業省の研究者から現地(首都アジスアベバ)のコーヒー豆小売業者の販売価格は(生豆で)1キロあたり120-150ブル(約720-900円)と報告がありました。

1キロのコーヒーを購入した後、どの程度で消費されるのかはわかりませんが、エチオピアで生産されたコーヒーの約半分は国内消費に回るということ、そしてこの価格帯で売買されているという事実を考えると、エチオピア国民にとってのコーヒーの重要性が伺えます。

価格だけを記載すると、実際のクオリティが違うというご意見がでるとは思いますが、アメリカ農務省のレポートによると、エチオピア国内で流通しているコーヒー豆は、輸出規格外(つまりは何らかの欠点があったり、グレードの下がるもの)のコーヒーとのことです。


続いて、気になる諸事情(インフラ、教育など)についても触れてみたいと思います。
まず、教育面について、World Bankの統計によると2005年の人口に対する初等教育の就学率は、サブサハラ以南の平均が94.3%なのに対してエチオピアは79.2%となっている。2006年は83.6%と上昇したものの、まだサブサハラ以南の平均(2006年は96.1%)には追い付いていません。
なぜでしょう。小学校が不足しているのか、農業に依存した経済体質のため、労働力として児童が必要とされているのか、貧困による資金不足で学校に行けていないのか。

現時点ではデータの羅列にはなってしまいましたが、今後データの分析を進めたいと思います。Blogをお読みいただいている方へは、数値をもとに『なぜ増えたか』『なぜ減ったか』『もう少し参考データが必要なので、この分野も調べてみよう』など、次のアクションにつなげていただければと思います。












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